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タウ・タンパク質とアルツハイマー病 Webinar

タウ・タンパク質について、最新の知見や研究を紹介する Webinar(ウェブを使ったセミナー)です。

これまでタウ・タンパク質は主に、アルツハイマー病との関連性でのみ注目されてきたと言えます。しかしながら近年、タウ・タンパク質がシナプスにおけるシグナル伝達、神経軸索の伸展、シナプスの可塑性など、正常な脳の機能維持に重要な役割を果たしているとの報告が数多くされるようになっています。またアルツハイマー病以外の神経性疾患にも関与しているとの報告もあります。この Webinar では、下記のトピックスを通じ、タウ・タンパク質の健康な脳、およびアルツハイマー病以外の疾患への関わりについて、国立長寿医療研究センターの高島明彦博士と、University of Minho Medical School の Ioannis Sotiropoulos 博士にお話いただきます。


主なトピックス:

  • 神経の構造および神経シグナル伝達へのタウ・タンパク質の関わり
  • シナプスにおけるタウ・タンパク質の局在
  • オートファジーおよびプロテオソームによるタウ・タンパク質の分解
  • タウ・タンパク質の凝集と治療へのアプローチ
  • アルツハイマー病以外の疾患におけるタウ・タンパク質



演者について:


高島明彦 博士

米国国立衛生研究所(NIH)、理化学研究所・脳科学研究センターなどで研究に従事し、現在は国立長寿医療研究センター・分子基盤研究部の部長職にあります(現・学習院大学教授)。アルツハイマー病の病理学的特徴である神経原繊維の変化に注目し、特に神経変性におけるタウ・タンパク質の関わりについて、生化学や分子メカニズムの観点から研究を行っており、さらにアルツハイマー病の進行を抑える薬の研究開発を行っています。また Neurobiology of Aging、Journal of Alzheimer’s Disease といった神経科学分野の専門誌の編集者となっている他、脳の老化、認知症、アルツハイマー病などに関する一般向けの書籍を数多く著しています。



Ioannis (John) Sotiropoulos 博士

ドイツの Max Planck Institute of Psychiatry、理化学研究所・脳科学研究センター、イギリスの MRC Center for Synaptic Plasticity、ギリシャの Medical School of Athens などで研究に従事し、現在はポルトガルにある ICVS Institute of the University of Minho Medical School の、若手研究チームリーダーです。タウ・タンパク質の分子機構や動態のエキスパートで、ストレスなどの環境リスク要因と疾患との関係に着目して研究を行っていますが、疾患の中で特にアルツハイマー病とうつ病に注目しています。その研究成果は高く評価されており、Hirlinga Alzheimer’s Disease Foundation、AD/PD 2015 Young Faculty Award、European College of Neuropsychopharmacology (ECNP) Fellowship Award、といった多くの賞を受賞し、神経科学専門誌であるBMC Molecular Neurodegeneration や Neurobiology of Aging へ多くのレビューを寄稿しています。

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