免疫沈降の検出にはこの二次抗体

免疫沈降サンプルのウエスタン・ブロッティングによる検出には、H 鎖または L 鎖を特異的に認識する二次抗体をお勧めします。

共免疫沈降(Co-Immunoprecipitation, Co-IP)で得られたサンプルには沈降に使用した抗体(イムノグロブリン)が含まれています。サンプルを還元処理して電気泳動およびメンブレンへの転写を行うと、メンブレン上にはターゲット・タンパク質に加え、還元されたイムノグロブリンの H 鎖 (分子量約 50 kDa) と L 鎖(分子量約 25 kDa)も存在することになります。

もし免疫沈降の抗体とターゲット・タンパク質に対する一次抗体の動物種が同じであると、一次抗体反応後に加えた二次抗体が直接メンブレン上の H 鎖および L 鎖と反応し、ターゲット・タンパク質のバンドの他に、50kDa と 25kDa の二本のバンドが現れてしまいます。よってターゲット・タンパク質の分子量が 50k Da または 25 kDa 付近であった場合、ターゲット・タンパク質のバンドが L 鎖または H 鎖由来のバンドと重なり、ウエスタン・ブロッティングの結果の解析において、大きな問題となります。このような問題を回避するための二次抗体製品としてアブカムには、VeriBlot for IP と、L 鎖特異的二次抗体があります。

VeriBlot for IP は還元されていないイムノグロブリンとのみ反応し、H 鎖および L 鎖単独の分子とは反応しない二次抗体で、これを使用すると 50kDa と 35 kDa 付近にイムノグロブリン由来のバンドは現れません。ターゲット・タンパク質の分子量が 50k - 25 kDa 付近、あるいはそれ以下の場合にお勧めです。L 鎖特異的二次抗体は L 鎖のみと反応し、H 鎖とは反応しない製品で、これを使用すると H 鎖由来の 50kDa のバンドは現れません。ターゲット・タンパク質の分子量が 30 kDa よりも大きい場合にお勧めです。

製品にはペルオキシダーゼ(HRP)標識、アルカリフォスファターゼ(AP)標識、ビオチン(Biotin)標識があります。実験に応じてお選びください。


VeriBlot for IP

製品名

標識

製品番号

Anti-Goat IgG VeriBlot for IP

HRP

ab157532

Anti-Mouse IgG VeriBlot for IP

Biotin

ab131367

Anti-Mouse IgG VeriBlot for IP

HRP

ab131368

Anti-Bovine, goat, human, mouse, rat, rabbit, sheep IgG VeriBlot for IP

AP

ab131365

Anti-Bovine, goat, human, mouse, rat, rabbit, sheep IgG VeriBlot for IP

HRP

ab131366



L 鎖特異的二次抗体

製品名

標識

製品番号

Anti-Mouse kappa light chain

AP

ab99616

Anti-Mouse lambda light chain

AP

ab99624

Anti-Mouse kappa light chain

AP

ab99631

Anti-Rabbit IgG light chain

AP

ab99696

Anti-Rat kappa light chain

AP

ab99691

Anti-Human lambda light chain

HRP

ab99811

Anti-Mouse kappa light chain

HRP

ab99617

Anti-Mouse lambda light chain

HRP

ab99632

Anti-Rabbit IgG light chain

HRP

ab99697

Anti-Rat IgG kappa light chain

HRP

ab99692


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