蛍光ウエスタン・ブロッティングによる解析

蛍光ウエスタン・ブロッティングによる、複数ターゲットの同時検出と解析


蛍光ウエスタン・ブロッティングを利用すれば、次のようなことが可能になります。

  1. ターゲット・タンパク質の相対定量解析
    バンドの蛍光強度を測定することにより、タンパク質の相対的な量を定量(半定量)することが可能となります。例えば、あるターゲット・タンパク質に対するリン酸化タンパク質量の比較などができます。
  2. ゲル内タンパク質定量の標準化
    同一ゲル/ブロット内にハウスキーピング遺伝子産物などの内部コントロールを置くことにより、バンドの強度とタンパク質量を標準化することができます。ストリッピングとリプロービングを行う必要がありません。



なぜ蛍光ウエスタン・ブロッティングでは同時検出と定量化が可能なのか?


互いに干渉しない程度に離れた波長の 2 種類の蛍光色素を用いることで、2 種類のターゲット・タンパク質を同時に検出ことができます。

定量化が可能なのは、1.蛍光強度のシグナルは、HRP などの酵素ベースのアプリケーションから得られたシグナル(化学発光など)よりも、タンパク質量との相関性が高い、2.ダイナミックレンジが広い、という二つの理由からです。

化学発光との比較につきましては、こちらをご覧ください。



蛍光ウエスタン・ブロッティングには IRDye® 標識二次抗体がおすすめ

  • 血清吸着済み(Pre-adsorbed)二次抗体を使用しているため、多重染色における種交差反応を抑えられます。
  • IRDye® 800 と IRDye® 680 の 2 種類の色素がありますが、蛍光波長のスペクトルの重なりがほとんどありません。
  • 600 以上のターゲット・タンパク質について、蛍光ウエスタン・ブロッティングでの実績があります。


参考

2 種類のターゲット・タンパク質を検出する場合、量が少ない方を緑(IRDye® 800)、多い方を赤(IRDye® 680)にしてください。

IRDye®

一次抗体のホスト

二次抗体

IRDye® 800CW

ウサギ

Goat anti-Rabbit IgG H&L (IRDye® 800CW) preadsorbed (ab216773)

マウス

Goat anti-Mouse IgG H&L (IRDye® 800CW) preadsorbed (ab216772)

IRDye ®
680RD

ウサギ

Goat Anti-Rabbit IgG H&L (IRDye® 680RD) preadsorbed (ab216777)

マウス

Goat anti-Mouse IgG H&L (IRDye® 680RD) preadsorbed (ab216776)


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