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多くの細胞株では MMP-9 (Matrix metalloproteinase-9、マトリックス・メタロプロテアーゼ 9)タンパク質の発現レベルは低いので、その発現を誘導しなくてはならない場合があります。その方法としては、プロテイン・キナーゼ C のアクチベーターとして知られるホルボール・エステルの一種である、ホルボール・ミリスタート・アセタート(Phorbol myristate acetate; PMA)による刺激がよく用いられます。
以下は浮遊細胞である U937 細胞を用いる場合のプロトコールです。別の細胞を用いる場合には、個別に条件設定が必要な場合があります。
細胞を 2 mM グルタミンおよび 10 % FBS を含む RPMI 1640 培地で、37 ℃ にて培養する。
遠心分離により細胞を集め、PBS で洗浄する。
チューブを 10 分間氷上に置いた後、凝集がなくなるまでさらにピペッティングを行う。
8000 RCF で 4 ℃、10 分間の遠心分離を行う。沈殿物が混ざらないように十分注意して、上清だけを新しいチューブに移す。
予めプロテアーゼ・インヒビターを加えておくこと。
NaCl | 150 mM |
NP-40 もしくは Triton X-100 | 1.0% |
デオキシコール酸ナトリウム | 0.5% |
SDS(ドデシル硫酸ナトリウム) | 0.1% |
Tris, pH 8.0 | 50 mM |
Roomi MW, Monterrey JC, Kalinovsky T, Rath M, Niedzwiecki A. Patterns of MMP-2 and MMP-9 expression in human cancer cell lines. Oncol Rep. 21, 1323–1333 (2009).