アブカムでは最適な動作のために Google Chrome など最新ブラウザでの閲覧を推奨します。
Take a look at our BETA site and see what we’ve done so far.
Search and browse selected products
Purchase these through your usual distributor
目次
プレミアム生理活性グレード
前臨床細胞培養や機能研究解析に最適な、最高の活性と有効性が確認されたサイトカインを揃えています。これらの組み換えタンパク質は一貫して厳しい基準を満たすように製造されています。
プレミアムグレードのタンパク質製品は以下の特徴を含んでおります:
生理活性グレード
生理活性が検証された組換えタンパク質で、細胞培養や機能解析に最適です。
生理活性グレードの製品は以下の特徴を含んでいます:
リサーチグレード
これらは、ウエスタンブロット、フローサイトメトリー、およびその他の実験でのスタンダードとして使用するための非生理活性の組換えタンパク質です。
リサーチグレードの製品は以下の特徴を含んでいます:
組換えタンパク質
組換えDNA配列から作製されたタンパク質。この組換えDNA配列は、転写および翻訳の過程を介して、さまざまな発現系でタンパク質を生み出すテンプレートとして機能します。組み換えタンパク質は生理活性が確認されると、さらに「ネイティブ・ライク(天然のような)」状態にあると分類されます。
ネイティブタンパク質
血液や動物の組織などの内因性サンプルから単離されたタンパク質。これらは折りたたまれ、組み立てられた状態の形をとっており、熱、化学物質、酵素反応または他の変性剤による変化を受けていません。
変性タンパク質
本来の折りたたみ構造失ったタンパク質。変性タンパク質は、温度の上昇、バッファーのpH変化、変性剤の添加など、折りたたみ条件を変えることで形成されます。変性タンパク質は通常、生理的機能を失っています。ただし多くの場合、この変性は元に戻すことができます。
翻訳後修飾(PTMs)
翻訳後にタンパク質に加えられた修飾(リン酸化、グリコシル化、ユビキチン化、ニトロシル化、メチル化、アセチル化、脂質化、タンパク質分解など)。翻訳後修飾には、適切なタンパク質の折りたたみや安定性の促進、異なる細胞区画へ新生タンパク質の輸送、触媒活性の活性化または不活性化、またはタンパク質の生理活性への作用など、様々な役割があります。
生理活性
タンパク質が生体系内で誘発する反応。タンパク質の特定の生理活性は、機能アッセイを用いて測定され、ED50(母集団の50%で生物学的反応を起こすのに必要な有効量)として表されます。用途によっては必要ない場合もありますので、販売されているすべてのタンパク質の生理活性が確認されているわけではありません。
純度
提供された製品のうち、目的タンパク質である割合。タンパク質の純度は、SDS-PAGE、液体クロマトグラフィー(LC)、質量分析(MS)などの複数の方法で調べることが可能です。最も正確な純度の測定は、LCとMSを併用して行うことで得られます。
アニマル・フリー
動物由来の成分を一切使用せずに作製されている場合、「アニマル・フリー」のタンパク質となります。
キャリア・フリー
キャリアタンパク質を含まず提供される場合、「キャリア・フリー」タンパク質となります。 BSAなどのキャリアタンパク質は、安定性のためにタンパク質と一緒に加えられることがよくあります。ただし、研究者は細胞培養やin vivo実験での使用のために、キャリア・フリーの製品を必要とすることが多いです。
エンドトキシンレベル
エンドトキシンは、タンパク質製品の中にコンタミナント(汚染物質)として存在する可能性のある細菌毒素です。 LAL法は、エンドトキシンを測定する標準的な方法です。大腸菌を用いて発現させたタンパク質では、他の系で発現させたタンパク質よりもエンドトキシンレベルが高くなる傾向があります。
発現系
発現系は、生物学的宿主の組換えタンパク質を生成するために使用されるシステムです。細菌、酵母、昆虫、および哺乳類の発現システムなどが含まれます。組換えタンパク質は、コムギ胚芽抽出液などの無細胞系を使用して発現させることもできます。
HEK293/CHO
HEK293とCHOは哺乳類発現システムです。ヒト細胞株であるHEK293のシステムは、翻訳後修飾および適切なフォールディングを完全に成し遂げるので、ヒトタンパク質を産生する上では他のシステムよりも優れています。
大腸菌
大腸菌は最も一般的なタンパク質発現系です。大腸菌は迅速な生産とスケールアップが可能という利点がありますが、産生されたタンパク質はエンドトキシンレベルが高い傾向にあります。 E.coliを使用して産生された哺乳類のタンパク質は、正しい翻訳後修飾を受けない場合があり、可溶化された封入体からのリフォールディングが必要になることが多いです。従って、昆虫や哺乳類の発現系と比較すると、タンパク質の機能的活性が劣っている場合が多いです。
酵母
酵母は大腸菌と同様の利点、すなわち迅速な生産が可能ですが、真核生物の翻訳後修飾も可能です。
コムギ胚芽
コムギ胚芽は無細胞タンパク質発現系ですが、タンパク質は正しいフォールディングや翻訳後修飾を欠いている可能性があります。
バキュロウイルス/ Sf9 / Sf21
バキュロウイルス、Sf9およびSf21は昆虫発現系です。昆虫系は、哺乳類細胞で見られる大半の翻訳後修飾を提供し、適切なタンパク質フォールディングを促進します。
タンパク質タグ
タンパク質タグは、可溶化および精製目的で組換えタンパク質に付加されるペプチド配列です。タグはタンパク質の活性を阻害する可能性があるため、除去することが望ましいです。すべてのプレミアム生理活性タンパク質はタグを使用していません。
生物種
異なる種で同じ機能を果たす相同タンパク質はたくさんあります。類似性のレベルは、配列相同性の程度によって決まります。多くの場合、生理活性タンパク質は複数の種をまたいで使用できます。ただし、その特定の種のタンパク質と比較した場合、低い活性を示す可能性があります。例えば、マウスのサイトカインがヒト細胞でも活性を示すことができますが、ヒトのサイトカインはより高い活性を示すでしょう。