ご提案
      カテゴリー
        資料

        実験に適したカスパーゼアッセイの選択方法

        アポトーシス細胞死が開始される2つの主要な経路は、カスパーゼ9およびカスパーゼ8の活性化をそれぞれ特徴とする、内因性および外因性の細胞死経路です。

        生化学的基質の切断によりカスパーゼ活性を測定するアッセイは、細胞内のカスパーゼ活性化を評価する迅速かつ便利な方法です。 ただし、こうした実験のデータを解釈する際には注意が必要です。

        カスパーゼ活性実験のデータを解釈する際に考慮すべきことについて

        1. ある アッセイにおける基質が特定のカスパーゼに特異的であるとは限りません。 カスパーゼの切断特異性には重複がみられるため、 特定のカスパーゼの検出に単一の基質/アッセイのみを使用することは推奨されません。 特定のカスパーゼの活性化を確認するには、複数の方法を使用することをおすすめします。 例えば、カスパーゼ8活性アッセイと、未切断/切断(活性型)カスパーゼ8のウェスタンブロッティング検出とを組み合わせて使用します。
        2. 細胞のタイプや細胞株により、各カスパーゼの発現および存在量はさまざまです。
        3. カスケード中のカスパーゼの活性化と切断は時間とともに変化するため、例えば3時間後や20時間後など、特定のカスパーゼのピーク発現時点を考慮することが重要です。 合成基質の選択性に基づくカスパーゼの分類は、in vivoでの真のカスパーゼ基質の選択性が反映されておらず、カスパーゼ活性により識別するための情報が正確ではない可能性があります。  個々のカスパーゼの標的を予測するために内因性テトラペプチドの選択性を適用する際には注意が必要です。

        カスパーゼ交差反応ガイド

        以下の表は、他のカスパーゼとの既知の交差反応を示しています。

        炎症性カスパーゼ

        カスパーゼ

        切断モチーフ

        阻害モチーフ

        他のカスパーゼとの交差反応

        カスパーゼ1

        YVAD

        4, 5

        カスパーゼ4

        LEVD

        LEHD

        5

        カスパーゼ5

        WEHD

        LEHD

        #4

        カスパーゼ12

        ATAD

        アポトーシス誘導型カスパーゼ

        カスパーゼ

        切断モチーフ

        阻害モチーフ

        他のカスパーゼとの交差反応

        カスパーゼ2

        VDVAD

        3, 7

        カスパーゼ8

        IETD

        IETD、LETD

        3、6、10

        カスパーゼ9

        LEHD

        3、6、8、10

        カスパーゼ10

        AEVD

        アポトーシス実行型カスパーゼ

        カスパーゼ

        切断モチーフ

        阻害モチーフ

        他のカスパーゼとの交差反応

        カスパーゼ3

        DEVD

        DEVD、LEHD、IETD、LETD

        2, 7

        カスパーゼ6

        VEID

        DEVD、LEHD、IETD、LETD

        3

        カスパーゼ7

        DEVD

        DEVD、LEHD、IETD、LETD

        #4