PD-L1 抗体を比較

PD-L1 に対するウサギ・モノクローナル抗体をクローン別に比較しました。

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アブカムは抗 PD-L1 ウサギ・モノクローナル抗体の製品ラインアップを拡大しています。ここで紹介するクローンのうち 28-873-10SP142 はいずれも、in vitro 診断において FDA 承認を得ている抗体です。それぞれの特徴をまとめました。皆さんの実験にはどのクローンが最もフィットするか、ご確認ください。

PD-L1 とは

B7-H1 や CD274 としても知られる PD-L1 は、活性化された T 細胞上に発現するタンパク質 PD-1(Programmed cell death-1)に結合するリガンドで、PD-L1 と PD-1 の結合は、T 細胞による抗腫瘍応答を抑制・回避する方向に働きます(詳しくはこちらをご覧ください)。PD-L1 および PD-1 は昨今、がん免疫療法における重要なターゲットとして注目されており、またそれに伴い、がん免疫療法を行う上での重要なバイオマーカーとなっています。したがって PD-L1 を検出し測定するためのツールである抗体は、信頼性の高さが求められます。

クローン

28-8

73-10

SP142

EPR20529

CAL10

抗体のタイプ

リコンビナント

リコンビナント

リコンビナント

リコンビナント

リコンビナント

エピトープ

細胞外

細胞内

細胞内

細胞外

細胞内

ホスト/クローン性

ウサギ・モノクローナル

ウサギ・モノクローナル

ウサギ・モノクローナル

ウサギ・モノクローナル

ウサギ・モノクローナル

交差種

ヒト

ヒト

ヒト

マウス

ヒト

評価済みアプリケーション

IHC-P, ICC/IF, Flow  cyt , WB

IHC-P, WB, ICC/IF, Flow cyt 

IHC-P, ICC/IF, IP, WB

ICC/IF, IP, WB

IHC-P

お勧めする使用法

IHC 自動染色(プロトコールはこちら

IHC 自動染色

ICC ヒト

ICC マウス

IHC 自動染色


各クローンの免疫組織染色における比較は Blueprint phase 2 project で確認することもできます。これはアカデミアと産業界をまたぐプロジェクトで、各社から販売されている PD-L1 抗体の各種クローンによる染色結果を評価・調整するために行われています。完全版(Tsao et al. 2018)はこちらからダウンロードすることができます。

以下、このプロジェクトの結果から、PD-L1 染色の代表的な例を示します。

肺癌組織(ホルマリン/PFA 固定パラフィン包埋切片)の、PD-L1 モノクローナル抗体各種クローンによる免疫組織染色の結果。クローン 73-10(ab228415)の感度は他のクローンよりも高いことが分かる。




*PD-L1 の各抗体(28-8、73-10、SP142、CAL10)が少量ずつセットになった製品は こちら



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