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抗 PEG ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb®

ポリエチレン・グリコール (Polyethylene glycol; PEG) はエチレングリコール C2H4(OH)2 が重合したポリマーで、非電荷物質である、生体への親和性が高い、免疫原性が低い、細胞毒性が比較的低い、といった特性があります (1)。近年タンパク質製剤の体内動態の最適化などを目的とし、さまざまなタンパク質の PEG 化 (PEGylation) が試みられています (2-4)。


PEG 化の目的

  • Increased bioavailability Bioavailability (生物学的利用能) の向上
  • Increased blood circulation of the drug 血中濃度の向上
  • Optimized pharmacokinetics 薬物動態の最適化
  • Decreased immunogenicity 免疫原性の抑制
  • Decreased frequency of administration. 投与回数の減少

生体への親和性が高い、免疫原性が低いといった特性により、PEG に対する抗体作製は簡単ではありません。現にこれまで、厳密な特異性と優れた親和性を兼ね備えた優れた抗 PEG 抗体はありませんでした。しかしアブカムはウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb テクノロジーにより、優れた抗 PEG抗体の作製に成功しました。

抗 PEG ウサギ・モノクローナル抗体

PEG 化されたタンパク質は通常のタンパク質よりも免疫原性が低く、生体内での分解が抑制されるため、腎臓からの排出が遅延し、長時間生体内に留まります。抗 PEG 抗体は ELISA、ウェスタン・ブロッティング、免疫組織染色などで PEG 化タンパク質を検出することができ、生体内における移行、代謝、排泄など、体内動態をモニターする際に有用です。またタンパク質分子の PEG 化の程度を調べるコントロールとしても利用できます。

PEG RabMAb ELISA キット

Polyethylene Glycol - PEG ELISA Kit (製品番号 ab138914) は、PEG 化されたタンパク質を定量するためのキットで、系は抗 PEG ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb を用いて構築した競合法です。抗 PEG 抗体がコートされたプレートに、サンプルと HRP標識 PEGを加えます。サンプル中に PEG 化されたタンパク質が存在すると、抗 PEG 抗体と HRP 標識 PEG との反応が競合阻止され、発色剤 TMB の発色が低くなります (Fig 1)。

Fig 1. Polyethylene Glycol - PEG ELISA Kitの模式図 

HRP 標識 PEG (H) と PEG 化タンパク質サンプル (S) が競合する。


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