抗 PEG RabMAb® vs マウス・モノクローナル抗体

近年タンパク質製剤の体内動態の最適化などを目的とし、さまざまなタンパク質の PEG 化 (PEGylation) が試みられています。その検出には抗 PEG 抗体の利用が便利ですが、PEG の物理的、生物学的特性により、この物質に対する抗体作製は簡単ではありません。現にこれまで、厳密な特異性と優れた親和性を兼ね備えた優れた抗 PEG 抗体はありませんでした。しかしアブカムはウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb テクノロジーにより、優れたウサギ・モノクローナル抗 PEG抗体 Anti-PEG RabMAb の作製に成功しました。

アブカムの Anti-PEG RabMAb (クローン PEG-B-47、製品番号 ab51257)と、他社 (Vender A) の Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体の反応性を比較するため、それぞれの抗体を用い、PEG 化 タンパク質を定量する 二種類の ELISA 系 (直接法およびサンドイッチ法) を作成し、各種濃度 PEG 化タンパク質との反応を比較しました。いずれの場合でも、Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体を用いた系よりも、Anti-PEG RabMAb を用いた系の方が、反応性が高いという結果となりました。

In-house comparison data 

Fig. 1a

Fig. 1b

Anti-PEG RabMAbと Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体の ELISA (直接法) による比較

Fig. 1a PEG 化 Granulocyte-Colony Stimulating Factor (PEG-GCSF) 1 μg/mL をコートした 96 ウェルマイクロプレートに、各種濃度 Anti-PEG RabMAb (PEG-B-47) または Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体 (Vender A)、次いで AP 標識ウサギIgG または AP 標識マウス IgM 抗体を添加した。

Fig. 1b PEG 化 Interferon (PEG-IFN) 1 μg/mL をコートした 96 ウェルマイクロプレートを用い、Fig. 1a 同様の系で実験を行った。

Anti-PEG RabMAbと Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体の ELISA (サンドイッチ法) による比較

Fig. 2 固相抗体と検出抗体の両方に Anti-PEG RabMAb を用いたサンドイッチELISA (PEG 47/PEG 47) と、固相化抗体に Anti-PEG マウス・モノクローナル抗体、検出抗体に Anti-PEG RabMAb を用いたサンドイッチELISA (Vendor A/PEG 47) によるサンドイッチELISA 系を、それぞれ作成した。PEG 47/PEG 47 における固相化抗体濃度は 5 μg/mL、検出抗体濃度は 5 μg/mL とした。Vendor A/PEG 47における固相化抗体濃度は 100 μg/mL、検出5 μg/mL とした。それぞれの系に 0-1000 ng/mL の PEG 化 Bovine Serum Albumin (PEG-BSA) を加え、反応を行った。


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