NIRF プローブによるアミロイド ß のリアルタイム・イメージング

アミロイド ß の in vitro および in vivo リアルタイム・イメージングには、NIRF プローブが有用です。

アルツハイマー病において最も初期に認められる病理学的特徴は、脳内でのアミロイド ß(Aß)の沈着です。それゆえ Aß の非侵襲的な検出が、これまでさまざまに試みられ、そうした中から PET(Positron emission tomography)、SPECT(Single-photon emission computed tomography)、MRI(Magnetic resonance imaging)などの技術に基づいたイメージング・プローブが開発されてきました。近赤外蛍光(Near infrared fluorescent; NIRF)プローブもそうしたもののうちのひとつで、安全・低コストであり、in vivoin vitro の両方で、高解像度なリアルタイム・イメージングを可能にします。


NIRF プローブの特長

  • in vivo イメージングにも使用できる
    蛍光波長が近赤外レンジにあるため、組織バックグラウンド蛍光の影響が小さい。
  • 不溶性と可溶性、いずれの Aß も検出可能
    Aß のモノマーと線維、いずれも検出可能で適用性が広い。
  • 細胞透過性
    血液脳関門(Blood brain barrier; BBB)を通過し、脳内の Aß を検出することが可能。
  • 低コスト
    イメージング装置は安価であり、データ解析は簡単で、高いスキルを必要としない。
  • 安全
    非放射性である。 



アブカムの NIRF プローブ製品

製品名(製品番号)

λexem (nm)

検出できる Aß

参考文献

CRANAD-58 (ab146926)

630/672

42 と Aß40 のモノマー、
40 の線維

1, 2

MCAAD-3 (ab216983)

596/685

42 の線維

1, 3

CRANAD-2 (ab141775)

640/715

40 の線維

1, 4


Aß モノマーと線維に結合する NIRF プローブ


参考文献

1. Xu, M.-M., Ren, W.-M., Tang, X.-C., Hu, Y.-H. & Zhang, H.-Y. Advances in development of fluorescent probes for detecting amyloid-β aggregates. Nat. Publ. Gr. 37, 719–730 (2016).

2. Chongzhao, R. et al. Design, synthesis, and testing of difluoroboron-derivatized curcumins as near-infrared probes for in vivo detection of amyloid-ß deposits. J. Am. Chem. Soc. 131, 15257–15261 (2009).

3. Fu, H., Cui, M., Tu, P., Pan, Z. & Liu, B. Evaluation of molecules based on the electron donor-acceptor architecture as near-infrared β-amyloidal-targeting probes. Chem. Commun. (Camb). 50, 11875–8 (2014).

4. Chongzhao, R. et al. Design, synthesis, and testing of difluoroboron-derivatized curcumins as near-infrared probes for in vivo detection of amyloid-ß deposits. J. Am. Chem. Soc. 131, 15257–15261 (2009).

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