Cell health

アポトーシス・アッセイ

多数あるアポトーシスのアッセイについてまとめました。

活性化マーカーの種類とタイミングを検出することによって、アポトーシス(Apoptosis)細胞が死に至る過程を調べることができます。


アポトーシス・アッセイ法

細胞死に関する試験の方法と解析法については、アポトーシスネクロトーシスオートファジー、それぞれの e-book もご参照ください。


Annexin V 結合アッセイ

アネキシン V(Annexin V)は、アポトーシス細胞の細胞膜の外側へ露出して来るホスファチジルセリン(Phosphotidylserine; PS)と結合します。解析は通常、フローサイトメーターで行います。Annexin V と同時に 7-AAD のような膜不透過性の色素で同時に染色することで、インタクトな細胞やネクローシス細胞と区別することができます(ab214663ab214484ab214485 のデータシートを参照ください)。

アブカムの代表的な Annexin V 関連製品を下記のテーブルでご確認ください。全製品のリストはこちらです。

Annexin V
への標識物

Ex/Em

キット

FITC

495/519

ab14085, ab14082

Cy3

548/561

ab14142, ab14143

Cy5

647/665

ab14150, ab14147

PE

496/576

ab14155, ab14154

PE-Cy5

565/693

ab14159

EGFP

488/530

ab14153

Biotin


ab14190, ab14165

Cell health apoptosis fig 1


DNA の凝集および断片化の検出

アポトーシスにおける DNA 凝縮は、電気泳動した DNA を染色することで可視化して確認することができます。

アポトーシスにおける DNA 断片化の検出法の一つ TUNEL アッセイは、DNA 断片の 3’ 末端を蛍光やビオチンで標識されたデオキシウリジン(Deoxyuridine)でラベルし、フローサイトメーターや蛍光顕微鏡で検出する方法です。

アッセイ

測定

キット

DNA 断片

電気泳動

ab66090,
ab65627,
ab66093

TUNEL 法

フローサイトメトリー、
蛍光顕微鏡、顕微鏡

ab66108,
ab66110,
ab206386

Cell health apoptosis fig 2


活性化カスパーゼの検出

活性化されたカスパーゼの検出は活性化カスパーゼに特異的な抗体を用い、免疫組織染色、ウエスタン・ブロッティング、フローサイトメトリーなどで行うことができます。

細胞抽出液中や生細胞中のカスパーゼ酵素活性の測定は、カスパーゼに結合する、あるいはカスパーゼによって切断されるペプチド基質を用いて行います。カスパーゼによって基質に対する特異性が異なりますので、異なる基質を用いることにより、カスパーゼの種類による活性の違いを区別することができます。

各種カスパーゼ(Caspase-1 ~ Caspase-12)のアッセイについての詳細は、こちらでご確認ください。フローサイトメーター、顕微鏡、プレートリーダーなど、さまざまな測定機器を用いたアッセイ法があります。

カスパーゼ以外にも、カテプシンやカルパインなどの活性も測定する製品もあります。


ミトコンドリア膜電位アッセイ

アポトーシスの解析では、ミトコンドリア膜電位(Mitochondrial membrane potential)の変化によってミトコンドリア膜に集積する色素がよく用いられます。このような色素についてはこちらの細胞生存率アッセイ・ガイドもご参照ください。


シトクロム C 流出アッセイ

シトクロム C(Cytochrome C)はミトコンドリア膜電位が消失した後、ミトコンドリアから細胞質内へと流出します。

アッセイ

測定

キット

シトクロム C

ウエスタン・ブロッティング、
蛍光顕微鏡

ab110415, ab110417,
ab65311


グルタチオン・アッセイ

グルタチオン(Glutathione)の検出もまた、アポトーシスの解析においてよく用いられる方法です。

アッセイ

測定

キット

GSH/GSSG アッセイ

蛍光プレートリーダー

ab138881


ネクローシス、アノイキス、オードファジー

アブカムでは、アポトーシス以外の細胞死および関連する現象を解析するためのキットも各種取り揃えています。

下記についてもご参照ください

細胞生存アッセイ(Cell viability assays
細胞内の代謝能や酵素活性を測定することによって、細胞集団中における生存細胞の割合を推定するアッセイです。MTT アッセイ、ミトコンドリア膜電位依存的色素アッセイ、ATP アッセイなどがあります。

細胞毒性アッセイ(Cytotoxicity assays)
細胞膜の損傷を検出することによって細胞毒性を調べるアッセイです。LDH などの漏出酵素の検出、膜不透過性色素による染色などの方法があります。

細胞増殖アッセイと細胞周期アッセイ(Cell proliferation assays and cell cycle assays
細胞集団の成長速度のモニターや娘細胞の検出、また分裂細胞集団における細胞の状態を解析することもできます。BrdU などのヌクレオシド・アナログを用いる方法、PI などの DNA 染色色素を用いる方法、Ki67 などのタンパク質マーカーを検出する方法などがあります。

細胞代謝アッセイ(Cellular metabolism assays
代謝関連酵素の活性、代謝産物の定量などを、生細胞、細胞ライゼート、生体液などをサンプルとし、プレートリーダー、顕微鏡、フローサイトメーターなどで簡単に測定できるアッセイです。

酸化ストレス関連アッセイ(Assays for ROS, oxidative stress and antioxidants
活性酸素種(ROS)の定量、ROS 誘導タンパク質修飾の検出、抗酸化能の測定といった、酸化ストレスに関連するアッセイです。

登録