- ある 2 種類の抗体の組み合わせがサンドイッチ ELISA で使用可能かどうか、どのように判断できますか?
- ELISA の標準物質 (スタンダード) として使用可能なタンパク質あるいはペプチド製品はありますか?
- あるサンプルに対しどの程度の希釈範囲を設定すべきですか?
1. ある 2 種類の抗体の組み合わせがサンドイッチ ELISA で使用可能かどうか、どのように判断できますか?
ある抗原に対する 2 種類の抗体があり、それぞれの抗体がお互いの反応を阻害し合わないのであれば、使用できる可能性は高いといえます。ただし、本当に使用できるかどうかは実際にサンドイッチ ELISA を組んでみなければわからないのが実情です。アブカムではサンドイッチ ELISA に使用できる抗体のセットを販売しています。製品検索窓に "Elipair" と 入力して検索してみて下さい。該当するターゲットがあれば、このセットをご使用いただくことをお勧めします。
2. ELISA の標準物質(スタンダード)として使用可能なタンパク質あるいはペプチド製品はありますか?
ELISA のキット製品であれば、多くの場合標準物質はキットに含まれています。またタンパク質あるいはペプチド製品で ELISA の標準物質として使用可能である場合、データシートの Application 欄にその旨記載されておりますのでご確認下さい。データシートに記載されていない場合でも、全長タンパク質や、各抗体それぞれのエピトープを両方含んでいる部分長タンパク質あるいはペプチドであれば、標準抗原として使用できる可能性があります。
3. あるサンプルに対しどの程度の希釈範囲を設定すべきですか?
標準曲線 (スタンダード・カーブ) の中央領域あるいは直線部分に相当する濃度に設定するのが望ましいです。サンプルの元濃度が分からない場合には、1:2、1:10、1:100 など大きく幅を取った複数の希釈ポイントを設定することをお勧めします。