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ヒストンの修飾とゲノム領域

ヒストンの修飾はゲノム上のどのような領域で見られるか、まとめました。

以下の表は、よく知られている修飾、その修飾を受けるヒストン上の位置(ヒストン・マーク)、それが認められるゲノム上の領域(局在)、そしてその修飾に対するアブカムの抗体をまとめたものです。ChIP/ChIPseq 実験などの際の目安にお使いください。


ヒストン・マーク

局在

アブカムの抗体

H3K4me1

アクティブなエンハンサー

ab176877

H3K4me3

アクティブな遺伝子のプロモーター、ビバレント・ドメイン

ab8580

H3K9ac

アクティブなエンハンサー、プロモーター

ab177177

H3K27ac

アクティブなエンハンサー、プロモーター

ab177178

H3K36me3

転写領域

ab9050

H3K79me2

転写領域

ab177184

H3K9me3

ヘテロ・クロマチン、サテライト・リピート領域、gene-poor 領域

ab176916

H3K27me3

Gene-rich 領域内の抑制されたプロモーター、発生に関与する遺伝子の領域、ビバレント・ドメイン

ab192985

Gamma H2A.X

DNA 二本鎖切断(double strand-breaks)

ab81299

H3S10P

有糸分裂期の染色体全域

ab177218

H4K16ac

がん細胞中のリピート配列、アクティブな遺伝子、マウス胚性幹細胞(ESC)のエンハンサーでは減少。高次クロマチン構造形成を阻害。

ab109463

緑 = おもに転写活性化領域に関わる修飾
赤 = おもに転写抑制領域に関わる修飾
グレー = 上記以外の機能を有する修飾



参考文献:

  • 1. Greer, E. L. & Shi, Y. Histone methylation: a dynamic mark in health, disease and inheritance. Nat. Rev. Genet. 13, 343–57 (2012).
  • 2. Voigt, P., Tee, W.W., and Reinberg, D. A double take on bivalent promoters. Genes Dev. 27, 1318-1338 (2013).
  • 3. Barski, A., Cuddapah, S., Cui, K., Roh, T.Y., Schones, D.E., Wang, Z., Wei, G., Chepelev, I., and Zhao, K. High-resolution profiling of histone methylations in the human genome. Cell 129, 823-837 (2007).
  • 4. Kim, J. & Kim, H. Recruitment and biological consequences of histone modification of H3K27me3 and H3K9me3. ILAR J. 53(3-4):232-9 (2012).
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