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タウタンパク質は神経原線維変化(neurofibrillary tangle:NFT)の主要な構成要素であり、この変化はアルツハイマー病(AD) を含む様々な神経変性疾患において観察される顕著な特徴です。タウタンパク質の分子量はアイソフォームによって異なりますが、55~62 kDaの範囲で検出されます1。通常、タウはチューブリンと相互作用し、微小管の安定化を調節しています。
タウ仮説の基礎は、タウの異常なリン酸化が中心となり、対らせん状細線維(PHF:paired helical filament) や神経原線維変化 (NFT) を引き起こすというものです。これらは細胞内での蓄積し、細胞が障害されることで神経細胞の機能障害を引き起こします。最終的に、これらの現象が認知機能の低下につながると考えられています。ADのPHFにおいて、6つのすべてのタウアイソフォームは、しばしば過剰なリン酸化を受けます。タウによる病理的変化の程度と局在により、Braakの病期分類を基に病気の進行度を把握することが可能です2-4。
アプリケーション
アブカムのタウ抗体、キット、タンパク質シリーズは、ウェスタンブロット(英語)、免疫組織化学(英語)、免疫細胞化学、フローサイトメトリー(英語)、クロマチン免疫沈降(英語)、ELISA、免疫沈降(英語)など、様々なアプリケーションにおいて使用可能であることが確認されています。
![]() | Immunohistochemistry (Frozen sections) analysis of mouse cerebrum tissue sections labeling Tau with purified ab32057 at 1/500 (0.2 µg/ml). Heat mediated antigen retrieval using sodium citrate buffer (10mM citrate pH 6.0 + 0.05% Tween-20). Goat anti rabbit IgG (Alexa Fluor® 488, ab150077) was used as the secondary antibody. Negative control: PBS instead of the primary antibody. DAPI was used as a counterstain. 抗タウ抗体(ab32057、1/500希釈、0.2 µg/mL) を用いた、マウス大脳組織におけるタウの免疫染色(IHC、凍結切片)。クエン酸ナトリウム緩衝液 (10 mMクエン酸ナトリウム pH6.0 + 0.05% Tween-20) を用いて抗原賦活化処理を行った。ヤギ抗ウサギIgG (Alexa Fluor® 488、ab150077) を二次抗体として使用。ネガティブコントロール:一次抗体なし(PBSのみ、左下挿入図)。対比染色としてDAPIを使用。 |
免疫染色像(凍結切片) -抗タウ抗体 [E178] (ab32057) |
*このキットはアブカム、SimpleStep ELISA®シリーズの一部です。