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α-シヌクレイン (SNCA) は、パーキンソン病 (PD) との関連が認められた最初の遺伝子の一つであり、今日においても、パーキンソン病の発症機序を解明するための最も有望なターゲットの一つです。SNCAは分子量14 kDaで、140個のアミノ酸残基から構成されています。SNCAは脳内に豊富に存在し、主に、細胞間の信号伝達に重要な役割を果たしているシナプス前終末に局在しています。
PDは神経変性疾患の中でも2番目に多い疾患です。この疾患の特徴は、運動制御に関与する黒質緻密部のドーパミン作動性ニューロン細胞が比較的選択的に消失することや、脳神経細胞内凝集体の一種であるレビー小体が存在することです。SNCAはこのレビー小体の主要構成要素です。SNCAのドーパミン作動性ニューロン細胞内での蓄積は、これらの細胞の機能不全や細胞死に関連していると考えられています。この機能不全や細胞死はやがてPDにみられる運動制御の喪失を引き起こします。
また、PDだけではなく、SNCAはシヌクレイン症として総称される他の複数の病態とも関連しています1,2。
アブカムのSNCA抗体、キット、タンパク質シリーズは 、ウェスタンブロット(英語)、免疫組織化学(英語)、免疫細胞化学、フローサイトメトリー(英語)、ELISA、免疫沈降(英語)など、様々なアプリケーションにおいて使用可能であることが確認されています。
![]() | 正常なヒト黒質(ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片)におけるSNCAの免疫染色(IHC)。Leica Bond™システムで標準プロトコールFにより実施。切片をクエン酸ナトリウム緩衝液 (pH6、エピトープ露出溶液1) を用い、20分間の熱処理により抗原賦活化。その後、切片を、抗α-シヌクレイン抗体(5 μg/mL、ab138501)と室温で15分間反応させ、HRP標識ポリマー法により検出。染色用色素原としてDABを使用、ヘマトキシリンで対比染色し、DPXで封入。 |
免疫染色像 (ホルマリン/PFA固定パラフィン包埋切片) -抗α-シヌクレイン抗体 [MJFR1] (ab138501) |
*このキットはアブカム、SimpleStep ELISA® シリーズの一部です。
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