ノックアウト検証済 PD-L1 ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb® [28-8]

癌治療効果のバイオマーカーとして有用な免疫チェックポイント分子 PD-L1

腫瘍細胞の細胞膜上に発現している PD-L1(別名:B7-H1、CD274)が、活性化 T 細胞表面上の PD-1(Programmed cell death-1)と結合すると、T 細胞の増殖や活性化が抑制され、その結果として腫瘍細胞に対する免疫反応が抑制されることが知られていました。そこで PD-1 と PD-L1 ががん免疫療法のターゲットとして研究されています。またこれら分子は免疫療法の結果を判断するバイオマーカーとしても注目されており、再現性と信頼性の高い検出・測定ツールの需要が高まっています。

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抗 PD-L1 ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb® [28-8](ab205921は、さまざまな組織サンプルを用いた IHC 試験にて、PD-L2(別名:B7-DC)への交差反応はほとんどなく、PD-L1 への高い特異性が確認されている抗体です。最近では自動化された IHC 試験にも使用されています。2015 年 9 月には、この抗体を用いて腫瘍細胞表面上の PD-L1 を高い再現性にて検出および解析できたとの報告が、Applied Immunohistochemistry and Molecular Morphology にありました(1)。


抗PD-L1 ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb® [28-8](ab205921)の特長:

高い特異性

  • ノックアウト(KO)検証で特異性を確認
  • ポジティブ・コントロールおよびネガティブ・コントロールを使用した IHC 試験で確認
  • ヒト PD-L1 に特異的で、ヒト PD-L2 には交差しない

PD-L1 の細胞外ドメインを認識

  • 細胞膜を染色するため、染色像が鮮やか

自動染色装置での使用を確認済みで、プロトコールがある(BioGenex i6000、Leica BOND RX)

さまざまなアプリケーションでテスト済み

  • 免疫組織化学染色(IHC)
  • フローサイトメトリー
  • ウエスタン・ブロッティング

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L2987 細胞(野生型)

L2987 細胞(PD-L1 ノックアウト)

抗 PD-L1 [28-8] ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb® (ab205921)を用いた KO 検証の結果。左:野生型細胞株 右:PD-L1 KO細胞株。肺腺がん細胞株である L2987 株をポジティブ・コントロールとし、TALEN 法で L2987 株の PD-L1 遺伝子エクソン 4 を編集して作製された KO 細胞株をネガティブ・コントロールとして使用。ノックアウトは次世代シークエンサーを用いた deep sequencing にて確認されている。


B-CAP 細胞株

ES-2 細胞株

HCC70 細胞株

COLO205 細胞株

発現 強

発現 中

発現 低

発現 なし

抗 PD-L1 [28-8] ウサギ・モノクローナル抗体 RabMAb® (ab205921)を用い、さまざまな腫瘍由来細胞株の PD-L1 発現レベルを調べた結果。B-CPAP 細胞株で最も強く発現し、HCC70 株では低レベルで発現している。また既に報告されているように、COLO205 細胞株での発現は認められない。


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