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Pre-adsorbed (血清吸着済み) 二次抗体

二次抗体の交差反応

二次抗体は一次抗体のホスト動物種のイムノグロブリンに対する抗体を選びますが、その二次抗体は他の動物種のイムノグロブリンに対しても多少反応する可能性があり、これを交差反応と呼びます。その交差反応の影響を減らす方法としては、「吸着処理 (Adsorption)」 二次抗体の使用があります。吸着とは、抗体を予め交差反応を示す可能性のある動物の血清と反応させ、その成分を取り除く処理で、そうした製品を 「Pre-adsorbed (吸着処理済み)」 といい、アブカムも各種製品をラインアップしています。なお、Adsorption および Pre-adsorbed はそれぞれ Absorption、Pre-absorbed と呼ばれることもあります。


血清吸着処理

二次抗体の製造では、目的としたホスト動物種のイムノグロブリン・タンパク質を固相化したビーズを用いた、アフィニティ・クロマトグラフィーによって特異抗体を得ます。例えば抗ウサギ IgG-L 鎖 (Light chain) 抗体を精製する際に使用するビーズはウサギ IgG-L 鎖が固相化されたカラムです。

こうしてアフィニティ・クロマトグラフィーによって製造された 「Affinity purified」 の製品に含まれる抗体はウサギ IgG-L 鎖と反応する抗体のみのはずですが、前述の通り他の動物のイムノグロブリンと交差反応する抗体も含まれている可能性があります。それを除くために行う吸着処理もまた、アフィニティ・クロマトグラフィーの手法を用います。二次抗体を、動物血清を固相化したビーズを充填したカラムに二次抗体をアプライすると、動物血清中のイムノグロブリンと反応する抗体はカラムにカラム内のビーズに吸着され、交差反応しない抗体のみが通過します。その通過した画分を 「Pre-adsorbed」 とします。


処理操作の例

ここでは例として、ウサギ IgG-L 鎖 (Light chain) に対する抗体を、ヒツジおよびウシ由来血清で吸着処理する図を示します。

ヒツジおよびウシ由来血清タンパク質 (ヒツジおよびウシ由来イムノグロブリンを含んでいます) を固相化したカラムを用意します。ウサギ IgG-L 鎖に対する抗体をこのカラムに通すと、ヒツジおよびウシ由来イムノグロブリンと交差反応する抗体はカラムにトラップされ、これらイムノグロブリンと交差しない抗体のみがカラムを通過します。通過した画分が 「Pre-adsorbed」 となります。


(図をクリックすると拡大します)

吸着処理済み (Pre-adsorbed) 抗体製品

Alexa Fluor® 488 標識二次抗体
Alexa Fluor® 555 標識二次抗体
Alexa Fluor® 568 標識二次抗体
Alexa Fluor® 594 標識二次抗体
Alexa Fluor® 647 標識二次抗体
Alexa Fluor® 680 標識二次抗体
Biotin 標識二次抗体
HRP 標識二次抗体
AP 標識二次抗体

「二次抗体標識物の選び方」、「イムノグロブリンフラグメント F(ab) / F(ab')2 とは何か?」、「Pre-adsorbed 抗体のメリット」 といった技術情報や、Alexa Fluor 標識抗体等の製品情報など、アブカムの二次抗体に関する情報をまとめた二次抗体ポータルのページをぜひご活用ください。

二次抗体の交差反応

二次抗体は一次抗体のホスト動物種のイムノグロブリンに対する抗体を選びますが、その二次抗体は他の動物種のイムノグロブリンに対しても多少反応する可能性があり、これを交差反応と呼びます。その交差反応の影響を減らす方法としては、「吸着処理 (Adsorption)」 二次抗体の使用があります。吸着とは、抗体を予め交差反応を示す可能性のある動物の血清と反応させ、その成分を取り除く処理で、そうした製品を 「Pre-adsorbed (吸着処理済み)」 といい、アブカムも各種製品をラインアップしています。なお、Adsorption および Pre-adsorbed はそれぞれ Absorption、Pre-absorbed と呼ばれることもあります。


血清吸着処理

二次抗体の製造では、目的としたホスト動物種のイムノグロブリン・タンパク質を固相化したビーズを用いた、アフィニティ・クロマトグラフィーによって特異抗体を得ます。例えば抗ウサギ IgG-L 鎖 (Light chain) 抗体を精製する際に使用するビーズはウサギ IgG-L 鎖が固相化されたカラムです。

こうしてアフィニティ・クロマトグラフィーによって製造された 「Affinity purified」 の製品に含まれる抗体はウサギ IgG-L 鎖と反応する抗体のみのはずですが、前述の通り他の動物のイムノグロブリンと交差反応する抗体も含まれている可能性があります。それを除くために行う吸着処理もまた、アフィニティ・クロマトグラフィーの手法を用います。二次抗体を、動物血清を固相化したビーズを充填したカラムに二次抗体をアプライすると、動物血清中のイムノグロブリンと反応する抗体はカラムにカラム内のビーズに吸着され、交差反応しない抗体のみが通過します。その通過した画分を 「Pre-adsorbed」 とします。


処理操作の例

ここでは例として、ウサギ IgG-L 鎖 (Light chain) に対する抗体を、ヒツジおよびウシ由来血清で吸着処理する図を示します。

ヒツジおよびウシ由来血清タンパク質 (ヒツジおよびウシ由来イムノグロブリンを含んでいます) を固相化したカラムを用意します。ウサギ IgG-L 鎖に対する抗体をこのカラムに通すと、ヒツジおよびウシ由来イムノグロブリンと交差反応する抗体はカラムにトラップされ、これらイムノグロブリンと交差しない抗体のみがカラムを通過します。通過した画分が 「Pre-adsorbed」 となります。


(図をクリックすると拡大します)

吸着処理済み (Pre-adsorbed) 抗体製品

Alexa Fluor® 488 標識二次抗体
Alexa Fluor® 555 標識二次抗体
Alexa Fluor® 568 標識二次抗体
Alexa Fluor® 594 標識二次抗体
Alexa Fluor® 647 標識二次抗体
Alexa Fluor® 680 標識二次抗体
Biotin 標識二次抗体
HRP 標識二次抗体
AP 標識二次抗体

「二次抗体標識物の選び方」、「イムノグロブリンフラグメント F(ab) / F(ab')2 とは何か?」、「Pre-adsorbed 抗体のメリット」 といった技術情報や、Alexa Fluor 標識抗体等の製品情報など、アブカムの二次抗体に関する情報をまとめた二次抗体ポータルのページをぜひご活用ください。

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