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免疫組織化学(IHC)は、組織切片内の細胞内タンパク質(抗原)を検出するために一次抗体を使用する実験方法です。 間接検出には、一般的に一次抗体を標的としたHRP標識二次抗体が使用されます。 染色は、DAB などの基質を用いて可視化されます。
アブカムは、研究者の皆様がより多くの発見ができるよう、ウエスタンブロット、ELISA、免疫組織化学などのアッセイで検証された300以上のHRP標識二次抗体を開発しました。 この製品ラインアップのメリットは以下の通りです:
特徴 | メリット |
高感度 | 1抗体あたりのHRP分子数が最適であるため、低発現の標的を高いシグナル・ノイズ比で検出可能。 |
1:2000から1:20,000までの広い希釈範囲 | 最小限のバックグラウンドで最適なパフォーマンスを実現。 |
豊富なラインアップから最適なHRP標識二次抗体を選択可能 | 宿主種 - ヤギ、ウサギ、マウス、ロバ、ヒツジ、ラット、ニワトリ、アルパカ 標的種 - ウサギ、マウス、ロバ、ヒト、アヒル、ウシ、ブタ、サル |
血清吸着処理済み | 単一、二重、三重のIHC標識実験に最適です。血清吸着処理済みHRP標識二次抗体は、種交差反応を最小限に抑えることができます。 |
高度な検証済み | データシート記載のアプリケーションでの性能を保証し、アブカムのAbpromiseの適用を受けます。 |
アブカムのHRP標識二次抗体ラインアップの中で人気のある製品
HRP 標識二次抗体 | 血清吸着処理されていない | 血清吸着処理済み |
抗ウサギHRP (IgG H&L) | ab97080 | |
抗ウサギHRP (Fc) | ab97200 | ab98467 |
抗マウスHRP (IgG H&L) | ab97040 | |
抗マウスHRP (IgG Fc) | ab97265 | ab98717 |
抗ヤギHRP (IgG H&L) | ab205723 | ab7125 |
抗ラットHRP (IgG H&L) | ab7097 | |
抗ニワトリHRP (IgG H&L) | No |
免疫組織化学の二重染色、三重染色に最適な抗マウス・アイソタイプ特異的HRP標識二次抗体
問題点 - ほとんどの一次抗体はウサギまたはマウスで作製されているため、特に二次抗体を使用したIHC二重染色実験を行うには、2つの異なる動物種由来の一次抗体を使用する必要があります。しかし、しばしば2つの標的タンパク質に対する抗体が同じ動物種で作製されているような状況(例えば、2つのマウスモノクローナル一次抗体)に遭遇します。
解決策 - このような場合、抗体のアイソタイプが異なっていれば(例えば、IgMとIgG2a)、まだ望みはあります。それぞれ異なる抗体のアイソタイプ(IgG2aやIgM)を標的とした2つの抗マウス二次抗体(一方はHRP、他方はアルカリホスファターゼ(AP)で標識)を使用することが可能です。
現在、アブカムでは、HRPまたはAP標識済みの抗マウス・アイソタイプ特異的抗体をいくつか提供しており、二重または三重の標識に最適なラインアップとなっています。
抗マウス・アイソタイプ特異的HRP標識二次抗体
HRP標識二次抗体 | AbID | 血清吸着処理済み |
抗マウスHRP (IgM) | ab97230 | No |
抗マウスHRP (IgG2a H) | ab97245 | No |
抗マウスHRP (IgG1 H) | ab97240 | No |
抗マウスHRP (Kappa L) | ab46527 | No |
抗マウス・アイソタイプ特異的AP標識二次抗体
AP標識二次抗体 | AbID | 血清吸着処理済み |
抗マウス AP (Fc) | ab98710 | Yes |
使用するHRP標識二次抗体が、一次抗体と適合していることを確認することが重要です。例えば、一次抗体がウサギで作製されている場合、抗ウサギHRP標識二次抗体を使用する必要があります。その他のヒントについては、二次抗体選択ガイドをご覧ください。
HRP標識二次抗体の最適な希釈率は、個々の一次抗体によって変わります。1:1000から1:100,000希釈までの大きな範囲で、予備滴定実験を行うことをおすすめします。
TBS中に1% BSAを混ぜ、使用します。 アブカムでは、PBSよりもきれいなバックグラウンドが得られることからTBSを推奨しています。 それでもバックグラウンドが高い場合は、BSAの割合を増やすか、TBSに5%のスキムミルクを混ぜて使用することをおすすめします。
二次抗体は、組織中の内在性免疫グロブリンと交差反応する可能性があることに注意してください。 これは、二次抗体を作製した動物種の正常血清で組織を前処理することにより、最小限に抑えることができます。 一次抗体を添加する前に正常血清を使用することで、Fcレセプターによる一次抗体と二次抗体の結合も防ぐことができます。 BSAは、疎水的な相互作用による非特異的結合を低減するために含まれています。
血清吸着処理済み二次抗体は、種交差反応を起こしにくく、また吸着処理された動物種の内在性抗原に対して反応しにくいため、非特異的バックグラウンドを低減することができます。 二次抗体は、サンプルが由来する種に対してあらかじめ吸着処理されていることが望ましいです。 例えば、ヒトの組織や細胞を染色する場合は、ヒト血清に対して予め吸着処理されたHRP標識二次抗体を使用することが推奨されます。
二次抗体が一次抗体と特異的に反応したことを確認するためには、一次抗体を除いてHRP標識二次抗体を用いるコントロール試験をおすすめします。 コントロールサンプルで染色が確認された場合、HRP標識二次抗体が組織上の内在性免疫グロブリンと非特異的に反応していることが示唆されます。
通常、室温で 1 時間で十分です。 シグナルが弱い場合は、インキュベーション時間を4℃で一晩に延長してください。
実験に必要なHRP標識二次抗体の入手はこちらから。