アブカムでは最適な動作のために Google Chrome など最新ブラウザでの閲覧を推奨します。
Take a look at our BETA site and see what we’ve done so far.
Search and browse selected products
Purchase these through your usual distributor
蛍光イメージング
蛍光を用いる細胞の可視化(イメージング)は、複数の細胞小器官(オルガネラ)や細胞内タンパク質を同時に染色できること、その画像を安定的に維持できること、方法によっては生きたまま染色でき、経時変化を追えることなど、さまざまなメリットがあり、多くの研究分野で用いられています。
細胞小器官や細胞内タンパク質を蛍光で染色するためには、オルガネラ蛍光染色試薬を用いる方法と、抗体を用いる方法があり、研究の目的に応じて使い分けます。また同時に染色することもできます。
オルガネラ蛍光染色試薬
オルガネラ蛍光染色試薬には、特定の細胞小器官に直接結合する性質を持つ蛍光色素、DNA や特定のタンパク質に結合するタンパク質(Actin に対する Phalloidin など)の蛍光標識物、あるいは細胞内のイオン濃度に応じて発色する蛍光色素など、さまざまな種類があります。
特徴 | 利点 |
生細胞で使用できる色素もある。 | 既に行っているプロトコールに、簡単に組み入れることができる。 |
増殖細胞、非増殖細胞、両方に使用できる。 | おそらく全ての細胞、組織サンプルに使用できる。 |
光安定性が高い。 | 長い露光に耐えられる。 |
オルガネラ蛍光染色試薬 Cytopainter
核染色には DRAQ™
DRAQ5™ と DRAQ7™ は核染色に用いる遠赤色の蛍光色素で、次のような特長があります。
サンプル:4 % PFA 固定されたヒドラ(全体像)
赤: CytoPainter F-actin staining kit - Red Fluorescence (ab112127)でアクチン・フィラメントを染色(希釈倍率 X500)。
青: ヘキストによる核染色。
オルガネラ・マーカー抗体
抗体を用いる方法では、細胞小器官に特異的なタンパク質に対する抗体(オルガネラ・マーカー抗体)と蛍光標識二次抗体を組み合わせて、または蛍光色素を直接標識したオルガネラ・マーカー抗体を単独で用いて、行ないます。オルガネラ・マーカー抗体は、細胞分画法で得た細胞小器官画分の確認や、ウエスタン・ブロッティングで分離された細胞ライゼートのバンドの確認などに応用することができます。