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Why bother? – ローディング・コントロール抗体のススメ

論文に必要なクオリティのデータを出していますか?

「タンパク質発現レベルの情報を、ウエスタン・ブロッティングの実験から得るためには、適切なコントロールを用いることが重要です。論文に投稿するような場合には必須と言えます。」

- Tony Kouzarides 教授、ケンブリッジ大学

ローディング・コントロール抗体とは?


ローディング・コントロール抗体(Loading control antibody)は、ウエスタン・ブロッティングにおける泳動および転写を確認するために、また異なるサンプル中に存在する特定のターゲット・タンパク 質の量を補正・比較するために、ポジティブ・コントロールとして使用される抗体です。ローディング・コントロール抗体としては、細胞に一定量必ず含まれて いる(発現している)タンパク質、例えば GAPDH や β-アクチン等の、ハウスキーピング・タンパク質に対する抗体などが用いられます。

サンプルは均等に泳動されていますか?

ローディング・コントロール抗体を使用する理由のひとつは、電気泳動ゲルの各レーンにアプライしたサンプルがそれぞれ均等に泳動されていることを、確認することです。

転写はうまくいっていますか?

ローディング・コントロール抗体を使用する理由のもうひとつは、ゲルからメンブレンに転写する際、ゲル全体が均等に転写できたかどうかを確認することです。シグナリング・アッセイなど一度に多くのレーンを使用する際にしばしば起こるエッジ効果(ゲルの端のレーンのメンブレンへの転写効率が低くなる現象)の有無などを確認することができます。

定量化に有効です!

遺伝子ノックアウト技術、siRNA、タンパク質合成阻害剤などを用いた実験で、特定のターゲット・タンパク質の発現量の変動を示したい場合、その変動が特異的なものなのか、あるいは細胞や組織全体の機能低下によるものなのかを明確に示す必要があります。細胞における発現量が一定しているようなタンパク質(ハウスキーピング・タンパク質など)に対する抗体をローディング・コントロールとしてそのバンドを基準にすれば、それが可能となります。

論文に掲載するためのデータには必須です!

雑誌に掲載されるためには「結論を支持する強力な証拠」を示すことが求められます。これは、得られた結果が有意であることを示すコントロールが必要だということを意味しています。

アブカムはローディング・コントロールとして適した抗体製品を多数ラインアップしています。サンプルの由来組織別、およびターゲット・タンパク質の分子量別に適した製品をまとめた「ローディング・コントロール抗体ガイド」のページをご参照ください。