All tags validation ノックアウト(KO)検証:新しい抗体評価法

Knockout validation antibodies

ノックアウト(KO)検証:新しい抗体評価法

アブカムは、高いターゲット特異性を有する抗体に対する研究者の切実なニーズに応えることを目的とし、研究用抗体のあり方を変える可能性のある、新しい抗体評価法に取り組みます。


研究者のニーズ

ライフサイエンスの研究においてタンパク質の局在やその機能を研究するに当たって、特異性と感度が高く幅広い種類のターゲット・タンパク質を簡単に識別することができる、抗体を始めとしたタンパク質結合試薬は欠かせないツールになっています。しかしながらこうした試薬の中には、特異性が低いと言わざるを得ないものが少なくなく、これが原因で実験の再現性が低下しているとの報告が近年増えています。再現性が低い実験は、研究者の時間と資源を浪費させ、最悪の場合には、発表された論文の撤回を招くこともあり得ます (Bradbury & Plückthun, 2015; Baker, 2015; Mullane et al., 2015)。

ノックアウト(KO)検証

​​​​​​​​​抗体のターゲット・タンパク質に対する結合特異性を担保する方法として最も信頼できるものの一つが、ノックアウト(KO)検証です (Madhusoodanan, 2014; Rhodes & Trimmers, 2008)。これはターゲット・タンパク質をコードする遺伝子を遺伝子工学的に取り除き、ターゲット・タンパク質が発現しない(ノックアウトされた)KO 細胞株を用いる方法です。野生型細胞株と KO 細胞株のそれぞれに抗体を反応させ、野生型細胞株を用いた場合に特異的なシグナルが検出され、ノックアウト細胞株ではシグナルが検出されない場合、その抗体は “真に” 特異的であると言えます(Bordeaux, et al., 2010)。​​

アブカムの提案:実験には KO 検証済みの抗体を使用すること

​アブカムは、ライフサイエンス研究向け抗体製品の品質向上を図るための新しい評価法として、KO 検証に取り組み始めました。その第一段階として、年間約 500 のターゲット・タンパク質に対する抗体について、KO 細胞株を用いた特異性の検証を、その他の性能確認試験と併せて行います。

KO 検証が行われた製品には、ウェブサイトの製品検索結果に下図のように表示されます。

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