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Tumor microenvironment and the immune system ポスター

腫瘍微小環境とそれに関わる免疫システムについてまとめたポスターです。


がんに関する研究においてはこれまで、がん細胞そのもののみに焦点が当てられてきたかもしれません。しかしながら現在では、がん細胞・腫瘍組織が生存し続けるためには、内皮細胞、線維芽細胞、脂肪細胞、免疫細胞などの周囲の細胞および組織との相互作用が重要であるという認識がされるようになっています。このような腫瘍組織周辺の状況は腫瘍微小環境(Tumor microenvironment)と呼ばれています。

こういった概念は、19 世紀の英国の外科医、Stephen Paget 提唱された、「種と土壌(Seed and soil)」という仮説が始まりかもしれません。彼はがん細胞 “Seed“ が、それが生存するために適したニッチ(niche; すきま)”Soil” に選択的に転移すると主張しました。がん細胞が腹膜などに広範囲に転移することは播種性転移(Dissemination)と呼ばれますが、まさにそのようなイメージです。

「播種」”Seeding” 後、がん細胞は数々の、パラクリン型細胞増殖因子(Paracrine growth factors)、サイトカイン(Cytokine)、代謝産物などを分泌することによって、腫瘍組織周囲の細胞・組織に対し刺激を与え続けます。これによって周囲には、腫瘍組織への酸素および栄養の供給のための de novo 血管系の生成(Angiogenesis)、間質におけるシグナル伝達および代謝の促進、宿主免疫系による攻撃からの回避といった、腫瘍組織が生存するための環境が整えられます。当然のことながらこのような環境は、がん患者の予後に大きな影響を及ぼします。したがって腫瘍微小環境の研究は、がんの治療法および薬剤の開発において重要です。

このポスターは PDF でダウンロードすることができます。また印刷版を入手することもできます。

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