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ELISA でもっと安定した結果を得たい

ELISA でリコンビナント・モノクローナル抗体を使用する利点。


サンドイッチ ELISA 系においては捕捉用抗体と検出用抗体の二種類の抗体をペアで使用しますが、その場合一方はモノクローナル抗体、もう一方はポリクローナル抗体を使用することが多いようです。モノクローナル抗体は特異性に優れているものの一般的にポリクローナル抗体よりも親和性(反応性)が低いため、ペアの一方をポリクローナル抗体にして系の反応性を高める、という考え方によるものです。この考え方自体は理にかなったものではありますが、問題もあります。それは、ポリクローナル抗体はロットの違いによる反応の違いが出やすく、それによって ELISA において、ロットの違いによる反応性の変動が起こりやすくなるということです。

この問題は当然、抗体ペアの両方をモノクローナル抗体にすることによって解決します。さらに、ハイブリドーマで産生させたモノクローナル抗体よりもさらにロット間較差の小さいリコンビナント・モノクローナル抗体を用いれば、サンドイッチ ELISA におけるロットの違いによる反応性の違いは、さらに小さくなります。なおモノクローナル抗体の親和性の低さの問題は、マウス・モノクローナル抗体よりも圧倒的に親和性の高いウサギ・モノクローナル抗体を用いることで解決します。

図 1 においては、モノクローナル抗体/ポリクローナル抗体ペアのロット間の安定性が、モノクローナル抗体/モノクローナル抗体ペアと比べて著しく低いことが示されています。

図 1. 心筋梗塞マーカーであるヒト・フィブリノーゲン・サンドイッチ ELISA の標準曲線のロット間での比較。左はモノクローナル抗体/ポリクローナル抗体のペア、右はモノクローナル抗体/モノクローナル抗体ペア。画像をクリックすると拡大する。


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