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アポトーシス・アッセイ・キット

Easy detection of cell death.

アポトーシスは、組織の恒常性を保ち、また正常な発生を促すために必須の、高度に管理・調節された細胞死のプロセスです。不必要なあるいは有害な組織や細胞を取り除くことで、細胞の増殖と分化のバランスを保っています。

アポトーシスの過剰な発生は、神経変性や自己免疫疾患の原因となり、またこれらの指標となり得ます。逆にアポトーシス機能の不全は異常な細胞を除去できなくなり、がんの発生につながります。

アブカムはアポトーシスを簡便、迅速、かつ再現性高く検出できるさまざまなキットをご用意しています。

1.Phosphatidylserine (PS) exposure
  アネキシン V 結合アッセイ
2.Caspase, calpain and cathepsin activation
  カスパーゼ・アッセイキット
3.Changes in mitochondrial transmembrane potential
  ミトコンドリア膜電位測定
4.Cell membrane blebbing and nuclear condensation
  クロマチンの凝縮とアポトーシス小胞の形成
5.DNA fragmentation
  断片化 DNA 検出

 

Phospatidylserine (PS) exposure

アポトーシスが引き起こされた細胞の特徴の一つは、細胞膜リン脂質分布の非対称性が失われ、フォスファチジルセリン(PS)が細胞膜表面上へ露出することです。タンパク質アネキシン V(Annexin V)が PS と高い親和性を有することを利用し、PS が露出した細胞を蛍光標識アネキシン V により染色して検出するキットを各種ラインアップしています。

ただし、PS が露出した細胞が必ずアポトーシスを起こすというわけではなく、アポトーシスを起こさなかった細胞の細胞膜上から PS は消失します。このような細胞は、PS が細胞膜内に戻ると結合したアネキシン V が乖離する Reversible Annexin probe を使用した Kinetic Apoptosis Kit を利用することによって区別することができ、アポトーシスのライブセル・イメージングが可能となります。また細胞膜の構造が崩壊すると染色性が得られるような色素、プロピジウム・アイオダイド(PI)や SYTOX® Green などを併用した二重染色を行うことにより、アポトーシスとネクローシスとを識別することもできます。

アネキシン V キット一覧

 

Caspase, calpain and cathepsin activation

現在まで十数種類が知られているカスパーゼはシステイン・プロテアーゼの一種で、アポトーシスにおいて非常に重要な役割を担っています。カスパーゼは活性を持たないプロ・カスパーゼとして合成された後、グランザイム B を介した刺激、デス・レセプターと呼ばれる細胞膜受容体からの刺激、そしてミトコンドリアからの刺激により連続的に切断され、カスパーゼ・カスケードと呼ばれるアポトーシスの活性化経路を形成します。ここでは各カスパーゼの活性検出キットやカスパーゼ阻害剤スクリーニング・キットなどをご紹介します。

 

アポトーシスの誘導においてカスパーゼは非常に重要ではありますが、カスパーゼの阻害はアポトーシス誘導を遅らせるだけであり、完全にブロックはできないということが知られています。そこで近年、アポトーシスに関与する別のプロテアーゼ、カルパインやカテプシンにも注目が集まっています。ここでは 96 ウェルプレートを用いて簡便に、カルパインおよびカテプシンの活性測定を行うことができるキットをご紹介します。反応はいずれも 2 時間以内に完了します。

カルパイン測定キット一覧
カテプシン測定キット一覧

 

Mitochondrial transmembrane potential

ミトコンドリアの機能低下はアポトーシス誘導の重要な要素の一つで、機能低下に伴いミトコンドリア膜透過性遷移孔(PTP)が開き、ミトコンドリア膜電位(ΔΨm)が低下します。その結果細胞質中にシトクロム C が放出され、アポトーシス・カスケードにおけるさまざまな現象が次々に引き起こされていきます。従って ΔΨm はミトコンドリアの機能評価の重要な指標となります。アブカムは JC-1、 JC-10、TMRE など、ΔΨm を測定するキット製品を幅広く取り揃えています。使用機器や実験目的に合わせてお選びください。

ミトコンドリア膜電位測定キット一覧

 

Cell membrane blebbing and chromatin condensation

細胞がアポトーシスを起こすと、核内のクロマチンは高度に凝縮され、続いて断片化されていきます。また細胞骨格が崩れることで、細胞膜の一部が細胞外に向かって膨張します。膨張した細胞膜はやがて断片化されたクロマチンや細胞質の一部を含んだアポトーシス小胞として分離し、細胞自体が断片化されていき、最終的にはマクロファージにより処理されます。この過程をフローサイトメトリーで検出するキットがあります。

クロマチン凝集検出キット一覧

 

DNA fragmentation

アポトーシスを起こした細胞の核内ではエンドヌクレアーゼが活性化し、クロマチンが約 200 塩基対の単位で断片化されていきます。このときの DNA サンプルをアガロースゲル電気泳動によって観察すると、約 200 塩基対おきの梯子状に見えることから、この状態を「ラダー(ladder)」と呼び、アポトーシスの指標となります。このラダーを検出するキットがあります。

断片化 DNA 検出キット一覧