Welcome to the Abcam blog

2014年アブカムカレンダー "Molly Art" 3 月の作者

Name: 二木陽子
Institution: 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター (CDB) 多能性幹細胞研究プロジェクト
Name of artwork: Warm-hearted Molly

あなた自身とあなたの研究室、そしてその研究内容について紹介してください。

私の専門は神経生物学で、日本で生まれアメリカ・ニューヨークで幼少期を過ごしました。日本の大学で博士号を取得後、ポスドクとして理化学研究所の脳科学研究センター (BSI)、シンシナティ大学、米国 NIH で勤務しました。私は精神疾患の分子メカニズム、脊髄再生などに興味があり、現在は神戸市にある理化学研究所 発生・再生科学総合センター (CDB) で研究を行っています。理化学研究所は物理学、工学、化学、生物学、医学などといったあらゆる自然科学の領域をカバーする研究機関です。そのうち CDB は発生と再生に関する研究を行っている研究所で、近年 iPS 細胞を使った再生医療の研究で注目を集めています。私自身は ES 細胞の未分化状態を維持する分子メカニズムに関する研究を進めています。

今回の作品を製作するに当たってモリー以外にインスパイアされたのは、どんなものあるいはどんなことですか?

モリーの羊毛から毛糸をイメージしました。このかわいいモリーの羊毛からモリー・ニットが作れるかしら? と思ったのです。日本には 「夕鶴」 という、鶴が夜中に密かに自分の羽を使って大切な人のために織物を織るという話があります。私が描いたこの絵のモリーは、とても幸せそうに自分の羊毛を使って編み物をしています。この絵では、白い羊毛がパステルカラーの毛糸に変化するという面白みも表現しました。

アートとサイエンスに対するあなたの情熱を刺激するものは何ですか?

私のラボの秘書さんであるミホさんは、いつもジョークを言っては研究室のメンバーを笑わせているとても素敵な人です。私は彼女がモリーの大ファンであることを知っていました。私がモリー・カレンダーのコンテストで入賞し、その賞品である作品がプリントされたTシャツを着てある朝出勤し、「おはよう」 って言ったら、彼女の笑いがとれると思いました。アートとサイエンスに対する私の情熱はともかく、私のこのコンテスト対するモチベーションは、ミホさんを笑わすこと、これにつきました。

あなたの一番好きなアーティストは誰ですか? またそれはなぜですか?

神戸市出身の版画家、川西英です。彼は神戸の街をテーマとした作品群を残しています。これらの作品には明るい色彩が使われており、とても温かみを感じさせます。

お好きなサイエンティフィック・アートの作品はありますか? ありましたらその作品をお教えください。

「サイエンティフィック・アート」 という分野があるという事自体を知りませんでした。

最後に、これからアートにチャレンジしようとする人たちへのメッセージがありましたら、お願いします。

自分自身の直感に従って、描きたいものを描いてください。でも慌てて下書きのエンピツを消し忘れないようにしてくださいね(^^;


1 月の作者

12 月の作者

コメント (承認されるまでコメントは表示されません)
登録